カナディアン・アカデミー・世田谷校 in サザエさんの町
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CANADIAN ACADEMY SETAGAYA
カナディアン・アカデミー・セタガヤ
難波三津子
michi@canadian-academy.jp
〒154-0003
東京都世田谷区野沢4-20-13-213
TEL 03-5712-3670
FAX 03-5712-3671
【提携校】
カナダ・イギリス・ニュージランド



海外に出る計画は小学校時代から

 子供の頃からなまじ学校の成績が良かったので、親の期待が膨らみ、息が詰まるようになっていた。小学高学年から親元を離れるために 海外に出る計画を考える様になっていた。高校時代から購読していた英字新聞で見つけた、オーストラリアのペンフレンドと文通を始めたある日、 友達夫婦が世界一周の船旅で神戸港に寄るので会いに行ってくれないかという手紙が舞い込んだ。この時にお会いしたグッドウィン夫妻をタクシーで京都案内をした私は、大学を卒業した直後に家を飛び出すようにして、オーストラリアのシドニー 市郊外にある夫妻の家へお世話になることになった。

イギリスでの就労時代

 その後、神戸にあるギリシアの船会社で秘書として働き、本社があるイギリス・ロンドンでの研修に申し出て受け入れられた。 契約が切れる日が迫り、考えあぐねた末、退職願いを出し、ロンドンで日本語科のある全てのカレッジにCV(履歴書)を郵送した。 そのうちの一つに採用され、同カレッジを通して就労ビザを取得。長い夏休みを利用し、当時アイルランドのミニのカストロと呼ばれた未婚の英国国会議員・ バーナデッド・デブリンを取材したり、チトー政権下の多民族国家・ユーゴスラビアに出かけたりしながら、フリーランス・ライターの仕事を開始した。
 なんとなしに足を踏み入れたカナダ大使館で移住の資料に目を通すと、現在では考えられないほど簡単な資格審査が印刷されていた。 当時、日本語の講師をしていたバックグランドが功を奏し、トントン拍子でカナダ移住が決まった。

カナダの新聞社勤務と子育ての時代

キューバ  トロント大学を卒業後、トロントの新聞社に就職し、国内外の取材を手がけてきた。ケベッコウ(フランス系カナダ人)、カナダインディアンの 水銀問題と水俣問題、南米ニカラグア革命等々の取材を重ねるうちに、事実の素顔を掘り当てる嗅覚が育って行った様な気がする。
 当時の私は新聞社務めと子育ての二本立ての生活で疲れており、夫との関係は次第にギクシャクし始め、別居、離婚を経て3歳の息子を連れて帰国した。
 古巣の報道関係の事務所で仕事を開始したが、不規則な帰宅時間と、低い天井に全室カーペットの住居が息子に影響を与え、出勤時間になると咳と嘔吐がアタックし始めた。 それでも出勤間際の私に向かって「ミッチー、わたちは自分でケアーするので、お仕事に行ってね」という息子の痛げな姿と言葉。 気配りする息子と対照的にエゴイスティクな我が身。息子が20歳になるまで子育て中心の生活に切り替えよう。そう思った。

カナディアン・アカデミー・セタガヤの立ち上げ

 そして1984年に就学時の子供を持つ外国人が多く住む世田谷区桜新町の土地柄を見込んで、日本語と英語学校を立ち上げ数年後に留学部門を併設した。 現在、イギリス、カナダ、ニュージランドの信頼のおける学校らと提携を結んでいる。そのうちの一つであるイギリスの語学学校のHelen校長は、日本の留学生のために 日本語を勉強したり、日本文学に興味を持ってくれている。
パーティー  また、きめ細かいケアーで、小学校4年生から6年間不登校で周りには自閉症と思われていた女の子を、一昨年、イギリスの女子寄宿舎高校に入学させたり、 引きこもり青年を見事に英検合格に導き、帰国後はこの結果を持って大学に推薦入試を果たす結果となっている。  昨春、那須のホテルで開催したCASの20周年記念パーティーには、イギリスのHelen校長との再会のため100名近い留学生が全国から駆けつけた。

ルネサンス高校の海外留学アドバイザーに

 2007年1月、これまでの実績を買われて、インターネットやケータイを使って学習していく広域通信制・ルネサンス高等学校の 海外留学アドバイザーに就任した。留学前の事前英語レッスンをはじめ、日本から留学生と親へのケアを行っていく。

これからの活動

 20年前、息子の健気な言葉で転職に踏み切り、また彼が適度の足かせになり不登校、引きこもり問題が見える様になって行った。 また、早い時期に留学という機会を両親に与えられた事で、留学を転地教育として軸を置く実践を編み出す事ができたといえる。
 今まで北半球の提携校で続けていた不登校、引きこもり、ニートの実践に加えて、これからは南半球で生涯学習をコンセプトに、少子高齢化、 団塊の世代、母子留学、学校交流のケースも取り込む展望が開けてきた。
 場所を変えてやり直すこと。それは時に、困難から脱却する最善の方法の一つになる。 アガトス 本校は1984年の創立以来、転地教育として子供達に留学という選択肢を与え、支援することで、不登校、引きこもり、ニートの改善を図ってきた。
 本校は創立20周年を迎え、これまで実践してきた転地教育の活動結果を、国内団体との協力体制を整え、共有化する新しい形に生まれ変ろうと画策している。